Tale of Tales最新作「Bientôt l'été」

お久しぶりです。大変ごぶさたです。
映画はなんとか観ております。が、最近自宅でPCを起動することがグッと減ったせいか、Blog完全放置してました。
タブレットにすべきか悩み中です。


で。
そんなこんなな中、気づいたら我らがTale of Tales最新作が12/12にリリースされてました。

タイトルは『Bientôt l’été』。
・・・フラ語だ!読めない!←高校時代の2外は仏語
ええ、グーグル先生にお聞きしたところ、「もうすぐ夏」という意味だって。あ、たしかに、えて、って夏でしたね。びあんとぅ・れて?


とりあえず昨日はじめて公式サイトに行ってみたんですが…どんなゲームなのかいつもにも増して、謎。
日本語の紹介記事もあるにはあるのですが、これじゃ何がなんだかサッパリですよね?


補足しておくと、この作品はある種のSFで、宇宙ステーション間をつなぐコミュニケーション・ツール「The Intergalactic Holocom Transmitter II」(略してIHITHII)というプラットフォームを仮想体験するというコンセプトみたいです。
で、このプラットフォーム、仮想現実としてカフェや浜辺、チェスなんかが用意されているらしいです。(だから公式サイトのTOPには、この新プラットフォームの宣伝文句がずらずら書かれてるわけです。)

プレイヤーは宇宙ステーションにいる孤独な男性あるいは女性となって、浜辺を散歩したり、カフェにいったり、音楽かけたり、あるいは宇宙空間のむこうの誰か*1と言葉を交わしたり、チェスをしたりしてさみしさを紛らわしていきます。(たぶん)
テーマが「男女の愛」でもあるみたいなので*2、おそらくこのコミュニケート過程で見知らぬ相手を愛していく、という流れになるのでしょう(たぶん)


説明を読むかぎり、第1部と第2部に別れてるのかな?
波間に浮かぶ詩が第2部では重要になってきます、みたいなことかいてあったし。
てわけで、ことば・映像・音を駆使したいつものTOT節が楽しめそうです。
→12/28もっとわかりやすい補足記事かきました。こちら



なんですが。


あの、公式サイトに思い切り「Bientôt l’été is spoken in French and subtitled in English, Dutch, German, Spanish, Italian, Portuguese, Swedish, Polish and Russian. 」っておま、まさか会話もフラ語?あたしフラ語は赤点なんですが?あと字幕に日本語もいれて!
まあ、そこはなんとか英語字幕で乗り切るとしても(切れるのか?)


チェスできないよ?


さらには、この作品のインスパイア元も難解とか言われているらしく。(そもそも知らなんだ…)
あー何これ。何このおされインテリぴーぽーから弾き出された感。私だって浜辺でカフェしておフレンチ語で不倫の愛を語ってみたいギィィ。


そういうわけで激しく躊躇中であります。
面白そうなんだけどなぁ。誰か買ってやって。



ちなみに、作品のインスパイア元の小説、デュラスの『モデラート・カンタービレ
ですが、調べたら映画化もされてるそうです。

雨のしのび逢い [DVD]

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雨のしのび逢い
ヌーヴェルヴァーグ真っ盛りの伊仏合作映画。でも監督イギリス人。

*1:実際はインターネットの先にいるどこかの国の誰か

*2:個人的にはわざわざ「これはヘテロセクシャル専用です」って注意書きいれてるところがすごく好きです。別に悪意があるわけじゃなく、あの開発規模(2人!)ではバリエーションに対応できなかっただけだと思います。でもきちんとそういうところに気を回すありようが、すき。