2013年6月に観た映画



<映画館>
リアル 〜完全なる首長竜の日〜 / マニアック / ポゼッション / フッテージ /
ACTION! / アンチヴァイラル / リアル 〜完全なる首長竜の日〜(2回目) / クソすばらしいこの世界 /


<映画館以外>
テイク・シェルター / 戦慄怪奇ファイル 怖すぎ1 / 戦慄怪奇ファイル 怖すぎ2 / 戦慄怪奇ファイル 怖すぎ3 /
戦慄怪奇ファイル 怖すぎ4 / GIジョー / それでも、愛してる / ココロ、オドル /


★印象に残ったもの
<映画館>



<映画館以外>



<映画館>
【リアル 〜完全なる首長竜の日〜】[TOHOシネマズ(渋谷)]
素晴らしいのである。素晴らしいのである。今までのどの黒沢清より親切でサービス過剰な黒沢清。拝むしかできぬ。


【マニアック】[109シネマズ(川崎)]
耽美でよろしおした、なんだけどどっかにわだかまるナニカがあるのはなんでだぜ。しかしイライジャ可哀想だったにゃあ。カワハギが癖になっちゃっただけの繊細で優しい青年の悲しい恋物語なのです。


【ポゼッション】[109シネマズ(川崎)]
ううーーーーーん、ライミ様、ちょっと色々無責任すぎないかなぁ最近。ゴースト・ハウス・ピクチャーズのラインアップのイマイチ感は看過しがたいのではないか。
まあ、「めんどくさい所を全部端折った脚本」てのは良かったとして(でも全部端折っちゃっちゃ意味ないんじゃないなかな)観たくないものを観せてこそのホラーだと思うんですけども、そこんとこ如何。
なのでなんか軽ーく終わった。ウィンチェスター家の父が頑張って、ちょっと家の中揉めたくらいの感じで終わった。「こないださー、娘が悪魔憑きにかかっちゃってさー」みたいな。
良かったとこは…あ、歯医者の歯が全部とれるとこは良かった!あと終わったあとに父が咳き込んで母がビクッてするとこも好き。
それにしても『ポゼッション』なんて大それた題名をよくつけられたものだなぁ。しゃあしゃあとというか、めくら蛇に怖じずというか…。


フッテージ[HTC(渋谷)]
やばいちょう面白かった!!!オススメ!今週金曜までだよーーー。
いやー、怖かった怖かった。お世辞抜きに「いやーもう観たくないーー!!」って思ったよ。闇のシーンが多いから、ぜひスクリーンでどぞ。
電気点ける行為が精神状態に直結してるのね。これみよがしに映り込む照明器具が憎いのなんの!
意外にもいわゆる小中理論が海をわたってこんなふうにアレンジされて成長するのも嬉しい
音で脅かすのは低級だとか、言わせません!なのもよい
イーサン・ホークの逆ギレキャラが最高すぎる。あと「某副保安官」の役者さんヤバイ。怪しい。イイ。
スタッフロールの使用音楽のとこで「Waking Cthulu」ってのがあった気がするので気になります。音楽もすごい良かったんだよ。


【ACTION!】[バウス(吉祥寺)]
「自分の遺作がこれでいいのか」と漏らした一言にギョッとした。
質問にも(前にも増して)遠まわりに拒絶するようにはぐらかす一方で「ポニョですね」とか言うところがたまらん。あの人ぜったい天然。
あと段取りの美しさ、仕事できそうな感じ、すごいシステマティックに物事を組み立てて組み立てて、最後に「そしてこうする!(と、どうなる?)」みたいな感じでぐるぐる混ぜちゃう。一種の狂人だなと思った。


アンチヴァイラル[シネマライズ(渋谷)]
気持ち悪かった!!!(褒めてる)本当に気持ち悪い映画でしたよ、いやいや素晴らしい。人生で2度目の途中脱落者を目撃しました。あーきもちわるい。
終盤は「今吐け」って命令されたらちょっと頑張るだけでリバースできたと思う。生々しく見た目も気持ち悪いし、それ以上に精神的に気持ち悪い。さっきから気持ち悪いしか言ってないけど、なんというか、気に入ったよわたしは!
意外だったのが、きちんと謎解きのストーリーがあったこと。原作あったりする?ってくらい、SF短編にありそうな起承転結がありました。や、映画のトーンとしては起承転結ぼやっとしてるんだけどね。
医者役でマルコム・マクダウェルが出てて、ちょい笑ってしまいました。そんな医者ヤダ(笑)
あ、あとプロダクション・デザインは『イグジステンス』やってるんじゃーん!


【クソすばらしいこの世界】[ポレポレ(東中野)]
いやいやいや、びっくりしました。まさかこんな展開とは…
え?え?みんな知ってたの?わたし驚くのすらワンテンポ遅れてしまったw
とにかく面白かったです。「次なに来るんだろう*1ワクワク」っていう感覚が。あと北村さんが最高でした。
荒削りだし、面白いというよりハイ?なところも勿論あるんだけど、それより監督の「どりゃあああああ」という気合いの方が凄くて圧倒されてしまう。あ、ただ、「人間がモノになる感覚」がちと足りなくて、そこだけは勿体ないつうか不満でした。たとえば冒頭の力まかせに人を叩き付ける描写では、どこかで完全に無抵抗になる瞬間を映してほしいんだけど、ずーっと役者さんに力が入ってるのね。あれ気になる。
とは言え日本人キャストのクズっぷりは清々しくムカつくので、ほんとクソすばらしいと思います。何度心の中で「行けー!殺れー!ぶちころせー!!!!」と叫んだことか。




<映画館以外>
テイク・シェルター[WOWOW]
面白かった!主人公を誠実な人物として描ききったのが良かった。まるで現代のノア。ジェシカ・チャステインも美しー!
これは宗教的なテーマも含んでいるのかしら。そんなキーワードほとんど出てこないんだけど、ディザスタームービー(あるいは預言パニック亜種)として観るにはあまりにも慎み深く、内省的。


【それでも、愛してる】[WOWOW]
劇場で観なかったことを激しく後悔。メル・ギブソンメル・ギブソンすぎてメル・ギブソン!!悪魔!!!みたいな。恐るべき裏TEDでした。やっばいコレ。おすすめ。あ、もう皆さんご存知でしたか?


【ココロ、オドル】[DVDスルー]
なんじゃこりゃあ(でもすきよ)

*1:o(´∀`)o