2014年9月に観た映画



<映画館>
喰女 / ゴーストバスターズ / ある優しき殺人者の記録 / イントゥ・ザ・ストーム /
NY心霊捜査官 / ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー /


<映画館以外>
ホーンティング 呪われた血の娘 / シークレット・ガーデン / 雨の町 / ザ・コール 緊急司令室 /


★印象に残ったもの
<映画館>



<映画館以外>

  • 雨の町



<映画館>
【喰女】[109シネマズ(川崎)]
海老蔵映画、三池すらひれ伏している。よい。


ゴーストバスターズ[TOHOシネマズ(日本橋)]
リバイバル上映。映画館で見られるなんて最高だし、プロトンのリュック背負ってけたのも最高。さいこう。


【ある優しき殺人者の記録】[バルト9(新宿)]
「優しき殺人者」の独白が監督のそれと重なって見えてしまい号泣。冒頭から巧みに「ハイジャンプ」を予感させる画面、はるか予想を上回ってどうしようもないいかにも白石流な日本人2人組、と既に十分なホップステップがあってから、にわかに雲が掻き曇り「神」が姿を現す瞬間のジャンプの高さと言ったらない。この飛翔を味わいたくて映画を観ているのだ、と喝采したくなる、あまりにハイな高揚感はドラッグのようだ。白石晃士はここにいるぞという絶叫とともに歌い上げられたのはなんと、『素晴らしき哉、人生!』。過去の名画をも更新していくこの男の名は、たぶん世界が放っておかない、と信じたい。日本なんかもうどうでもいいよ。


【イントゥ・ザ・ストーム】[チネチッタ(川崎)]
タイトで切れ味のいい、ディザスタームービーの新たな傑作。POVをうその為だけに潔く利用する姿勢はスマートでとても好き。


【NY心霊捜査官】[109シネマズ(川崎)]
素晴らしい。とにかくどのシーンも美しい。
おそらくスコデリさんフリードキン大好きなんだと思うけど、神経症的な緊張感の持続、という意味では、後継者は彼なんじゃないかとすら思う。クリストファー・ヤングの劇伴も相変わらずイカしてる。んだけど、今回はドアーズというどメジャーなバンド(恐らくマニアックすぎるとプロデューサーに叱られたんでは)であからさまなメッセージ性を発揮してたのはちょっと鼻白んだ。とはいえSUN)))0とかまた使ってるんだけどね。
ブラッカイマー流のど派手なエクソシストシーンすら気品が香り、揺らぐドラッグ中毒神父としかりつける暴力刑事、という構図もとにかくうっとり。私はスコット・デリクソンが好きだ。


ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー[チネチッタ(川崎)]
要するにスター・ウォーズなんだけど、ああコレが受けるのはうれしいなあと。(でもさあ、これがウケるならどうして『ジョン・カーター』は…恨み節ですよ)ちびグルートほしいなあ。あとあひるwきたw




<映画館以外>
ホーンティング 呪われた血の娘】[DVD]
「フツーだけどテンポが異様に良くて景色が良いからなんか楽に観られていいかも」とか思ってたら、前代未聞レベルの底抜け恐怖シーンが当たり前みたいな感じでぽよっと挟まってて、ふにゃふにゃーって笑った。これだからビデオスルーホラーやめらんねえ


【シークレット・ガーデン】[WOWOW]
予定調和といえばそれまでなのだけれど、雰囲気は堪能できるからまあいいか。


【雨の町】[DVD]
冒頭で語られる日本の陰惨な貧困を臆することなく静かな視線で捉える。この映画はこうなんだ、という監督の宣言なのだろうなと思う。見たくないものを「いないこと」にすることが得意なこの国で、静かに根付く悪意の拡散。こういう映画をもっと見たい。