2014年12月に観た映画



<映画館>
ゴーン・ガール / 西遊記 〜はじまりのはじまり〜 / 複製された男 / アンダー・ザ・スキン 種の捕食 /
マップ・トゥ・ザ・スターズ / エクソシスト / ベイマックス / ハネムーン /
ザ・レイド GOKUDO / インターステラー /


<映画館以外>
ホビット 2 / テストN /


★印象に残ったもの
<映画館>



<映画館以外>
なし


<映画館>
ゴーン・ガール[TOHOシネマズ(六本木)]



西遊記 〜はじまりのはじまり〜】[TOHOシネマズ(六本木)]
やっと観られた…。いやはやほんとキチガイですがな。キチガイ・ロマンチスト。殺されるかと思った。(とても褒めています)それにしても、仏罰怖い。


【複製された男】[新文芸坐(池袋)]
とてもよかった。不穏な音楽、不穏な構図。「前にもあった、前にもあった」と画面に囁かれ続け、ふとした台詞にゾクゾクする。ジェイクの完全に中年な体型も素晴らしくて、この人がやるからこそのラストの表情なんだよなー。面白かった。
ただ、彼(ら)の切実さからワタシはちょっと遠いところにいるので、他人事として楽しんでしまえた分楽しみきれてないなと思いました。いわゆる「わたしの映画じゃない」というやつなのかしら。でも素晴らしかったです。


【アンダー・ザ・スキン 種の捕食】[新文芸坐(池袋)]
スカヨハが感じてた(徐々に気がついていく)もんわりたちこめる冷たい孤独が鮮やかにスクリーンに立ち昇って、馴染みの感覚がどんどん先鋭化されていって、自分も一緒に(文字どおり)孤独で死ぬような気がした。


マップ・トゥ・ザ・スターズ[新宿武蔵野館(新宿)]
監督自らが語るとおり、主軸は家族の物語。宣伝で前面に押し出されている「セレブの暴露」はサイドで展開されるジュリアン・ムーアの物語でその色を強めるけれど、これも結局は、家族の中で自己を見失った人間の物語だったりする。それがまあ、エグい。カラッとエグい。
もうどっから悦べば。私の観たかったミアちゃんとか、今更驚きもしないけどやっぱり驚いたジュリアン姐さんとか、OP/EDタイトルのゾクゾクとか、血とか家とかプールとか、サラ・ガドンまたお前かとか、とかとか。ジョンキューの異貌(とは思われ難いけどあの人のフリークス感すごいじゃん)とか。


エクソシスト[新宿ミラノ(新宿)]
さよならミラノ差ラストラン。ミラノ1見納め
あのデカいスクリーンで観た「Is she gonna die?」「NO!」のシーン、今まで観たどのときより美しかった。やっぱり映画館で観る行為が(ワタシにとっての)映画の本質なんだろうと、なんとなく思った。


ベイマックス[TOHOシネマズ(六本木)]
愉しかった!!見終わったあとは「ベイマックス」っていうタイトルで呼ぶのが申し訳ないくらい6人のヒーローだった!
すっごく泣いたのですが、どこで泣いたかというとヒーローの準備するとこと、ベイマックスと空を初めて飛ぶとこ。この二つ。あと彼の人の息子(笑)がなんか言う度ニヤニヤしてしまった。6人揃ったときの「わあああ、っていうか何か一人だけおかしい!」がたまらなかったです…。
サンフラン奏京のデザインがとてもとてもとても好き。どう見てもブレードランナーだけど、ちょっとかわいいの(笑)設定資料集ほしい。あとグッズはチーム大集合のイラスト使ったやつも置いておくべきよ!(いや、あるのかもしれないけど六本木ヒルズTOHOにはなかったので…)


【ハネムーン】[新宿ミラノ(新宿)]
ミラノ3見納め
けっこう面白く観ました。最後のほう、イベントの順番変えるだけでもっと揺さぶれたと思うんだけどなぁ。あと説明があまりにも説明だったので、サムシングバッドが起こった、だけ言えばいいのに勿体ないなあと思いました。あと妻の細やかな演技に対して夫の憔悴がやや雑だったかも。


ザ・レイド GOKUDO】[新宿ミラノ(新宿)]
シネマスクエアとうきゅう見納め
すごい面白かった。なんかね、車が格闘技してたよ…。いやカーチェイスじゃないし、車に乗って格闘技でもないし、車を使って格闘技でもないよ!ほんとに、自動車が、にくだんせんを…ほんとなのよー!


インターステラー[新宿ミラノ(新宿)]
ミラノ2見納め
うーんやっぱり私ノーランとは合わないなぁ、という『バットマン:ビギニング』と全く同じ感想に。良いところすごく理解はできるけど、私には響かないという。残念。いわゆる(括弧つきの)男のロマンに親和性があるかないかで、ノーランの評価って真っ二つになる気がした。嫌いではないんだけど、色々色々ひっかかっちゃう。残念だ。




<映画館以外>


【テストN】[WOWOW]
久々に意味がわからない。ほんとうに理解できない。ずっとユダヤで収容所の生き残りだと信じてた爺ちゃんが実はナチだったってのが発覚して主人公のアイデンティティーが揺らいじゃうのは良いとして、その爺ちゃんが遺した日記がネクロノミコン並の狂気撒き散らし装置だったのもまあいいとして、え、それで?それでおしまい?
致命的なのは、演技のマズさというか、肉体表現の古さというか…。その表現にそんなに時間掛けなくてもーとか思ってるうちに映画終わってしまった。アサシンクリード2のイベントムービーだけ見せられるような時間を過ごしてしまった。どっとはらい